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閉域網の電子カルテにJitsiを稼働させてみた!(続き)

 前回は、閉域網の電子カルテにJitsiを稼働してみた!を紹介しました。

サーバは古いMacminiですが、今回はインターネット環境のWindows 10のHyper-VでDebian 10を入れて、仮想サーバを電子カルテネットワーク内の、Windows server 2019とWindows server 2008のHyper-Vに移植する試みを紹介します。

Hyper-Vにすることで、新しい研究用仮想基盤や古いサーバ(旧国立大バックアップシステム等)の仮想基盤化で必要数に応じて簡単にJitsiサーバを増やすことが可能という利点があります。それから、故障した場合も簡単に他のHyper-V仮想基盤にすぐ再稼働することが可能なので耐障害になります。

今回利用したDebianのインストーラは、debian-10.7.0-amd64-netinst.isoです。

基本のDebianのインストールはインストーラの指示通りでできますので、こちらで割愛します。必要なサービスは、VNCやSSHあたりです。GUIが利用したい場合、お好みのデスクトップで構いません。

Jitsi Meetのインストールは、こちらのサイト(英文)を参考していますが、

こちらの環境では、下記のコマンドでやってみました。ドメイン名を使わず、IPアドレスのみでの設定なので、Hyper-Vのチェックポインの機能でIP変更のたびにJitsiをインストールします。


$ wget https://download.jitsi.org/jitsi-key.gpg.key
$ sudo apt-key add jitsi-key.gpg.key
$ sudo nano /etc/apt/sources.list.d/jitsi-stable.list
  #下記の一行を追記
  deb https://download.jitsi.org stable/

$ sudo apt update
$ sudo apt -d install jitsi-meet
  #電子カルテから簡単にインターネットからダウンロードできない環境を考えるととりあえず-dでダウンロードオンリーにします
  #ここでHyper-Vのチェックポインにします。

$ sudo apt install jitsi-meet
インストールの途中で下記の画面がでますので、設定したいIPをいれてください。

続いて、サーバ証明書は、Self-signedを選んでください。


ブラウザーからIPを入力すれば、警告はでますが、安全ではないが開く等をクリックすれば、会議を利用できます。







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